サブスクリプションは顧客との長期的な関係性を重視したビジネスモデル
インダストリアル・インターネットの台頭により、GEはビジネスモデルそのものが変わった。製造して納品するのではなく、顧客の課題やウイークポイントをヒアリングして、最適なシステムを提供し、サービスを生み出すのだ。そのため、継続的に顧客との関係構築が必要になってくる。システムも所有ではなく、利用へと変わってくるのである。その場合、収益モデルをどのようにするか。それに最適なのがサブスクリプションモデルだ。
Barzdukas氏によれば、はじめに機器へ巨大な投資をするのではなく、インフラの利用ベースで支払いが発生するというモデルにすれば、より多くの顧客との関係構築ができる。また、業態によってはシーズナリティや環境によってシステムの利用に変動が発生するケースも起きる。お互いが効率よくビジネスを推進するには、アウトカム(成果)や使用ベースでの収益化が最適なのだ。