みんなの嬉しいを創造する価値分析モデル
価値分析モデルを匠Methodに採用した頃、ビジネスステークホルダーの価値を記述する方法を検討していましたが、匠Method手法としてではなくもっとシンプルな分かりやすい言葉のマップとして説明するやり方を思いついて「匠Think」と名付けた言葉マップを作りました。その匠Thinkの言葉の中に「目的だけでは足りない、価値を問え」というものがありました。そして、この匠Thinkの教育コースの演習の中で、あるテーマについてプロジェクトの目的を複数考えてもらい、その目的から生み出される価値をストーリーとして書いてもらうという演習をやっていました。
価値分析モデルは、この演習を、ステークホルダーを最初に定義して、価値記述を書いてもらった後に目的を記述し、対応付けを行うという方法に改良したものです。
ある意味偶然見つけた方法なのですが、これを匠Methodに採用してみると、たった1枚のシンプルなモデルなのですが、その効果は計り知れないものがあることが分かってきました。
そして、その効果の中でも私が一番のお気に入りは、「みんなの嬉しいを創造できる」ということなのです。