「デザイン思考」はマーケティングとどう違うのか?
こうした作業を通じて、「コンセプト」「サービス基本価値」「メタファー」「ストーリー」「キャッチコピー」が策定され、サイトマップやワイヤフレームが出来、コミュニケーション施策が作られ、Webサイトからダイレクトメートまでの成果物につなげていった。こうした一連のプロジェクトは、「デザイン思考」のアプローチと呼んでも良いだろう。
スタンフォード大学のd.schoolや、デヴィッド・ケリーが率いるIDEOなどが紹介されたこともあり「デザイン思考」というキーワードはここ数年注目され、数多くのワークショップが開催されている。最近ではIT企業や広告代理店、コンサルティング会社もこの言葉を掲げるようになった。しかしこの言葉の定義は幅がある。