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不確実な未来の「偶発性」を“Rock”する

ヤマハ畑さんが語る、絶対的な解がない世界への招待『一歩踏み出せば景色が変わる』

第6回(最終回)

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「新規事業」という“野菜”を育てながら、「社内風土」という“土壌”も育てる「Value Amplifier」が3年経過して抱える課題とは?

 3年前、社内アイディア提案制度として始まったこの仕組みは、これまでの連載でお伝えした通り、様々な課題にぶつかりながら変化を続けてきた。

 アイディアをどう選ぶのかで途方に暮れ、選んだアイディアをどう育てるのかで右往左往し、アイディア数確保のため次々とイベントを催し、安定した活動のためコミュニティの充実を目指す日々。そんな活動の中で、「人」の重要性を思い知ることになった。

 アイディアそのものももちろん重要だが、それをまとめ上げ、ゴールにまで導ける強い想いと資質を持つ「人」がいてこそ、新しい事業が創り出せる。

 そして、丸2年経った昨年、本気で事業を生み出したい「人」をターゲットとしたイントレプレナープラットフォームへと大きくリニューアルした。現在はリニューアル後2度目の募集を締め切ったところだが、エントリーは19件と想定よりも多く、しかもより多様な職種の社員に参加してもらえていることがとてもうれしい。新規事業という野菜を育てながら、社内風土という土壌も育てることで持続的な仕組みを目指し活動してきただけに、その苦労が少し実を結んだように感じられている。

 しかし、いいことずくめであるわけも無く、また新たな課題も生まれている。大きくは「開発サポート力不足」と「アイディア育成力不足」が挙げられる。

 開発サポート力不足に関しては、今まで商品企画や開発マネージメント経験の無い社員が、近年イントレプレナーとしてチャレンジするパターンが増えてきたことにより表面化した。たとえイントレプレナーが強い想いと推進力を持っていたとしても越えにくく足踏みしてしまうポイントが存在する。ここを上手く牽引する仕組みが必要であり、今後手当していかねばならない。

 アイディア育成力不足は、事務局スタッフにとって永遠の課題の一つとも言えるので、この後もう少しじっくりお伝えする。

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この記事の著者

畑 紀行(ハタ トシユキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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