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「顧客のジョブ」から考えるイノベーション

なぜ御社のプロダクトやサービスは“雇われない”のか──6つの主要な顧客のジョブとは?

「顧客のジョブ」から考えるイノベーション:第2回

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「ペルソナ」か「ジョブ」か。それが問題だ

 「私はペルソナ派からジョブ派に転向した」「ペルソナは役に立たない」といった記事をウェブ上で見かけることがあります。また、ペルソナは顧客の属性(アトリビュート)、ジョブは動機(モチベーション)に焦点を当てるものであると説く方もいます。では、皆さんはどちらを採用すべきでしょうか?

 それは皆さんが何を目的とするかに依存します(まずはイノベーション目的なのかマーケティング目的なのか)。また、ペルソナにはいくつかのバージョンやレベルが存在することを知っておくべきです(もちろん、ジョブ理論にも複数のバージョンが存在します)。もっとも単純なペルソナは、「フォトペルソナ」と呼ばれているものです。これは、顧客インタビューや観察をほとんどすることなく、机上で生成された人口動態的な特徴を中心として描くペルソナです。これが有効なのは、特定のプロダクト/サービスに需要があることが分かっており、購買履歴などから需要がある顧客の属性を取得できる場合です。その主要な目的は、社内の関連チームが典型的な顧客像に関するブレを生じさせないようにするためです。したがって、フォトペルソナはイノベーションに対しては役に立ちません。

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白井 和康(シライ カズヤス)

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