書物の次世代型アーカイブ、検索、デジタル空間での可能性を語る
国立情報学研究所 高野明彦氏/文筆家 仲俣暁生氏のトークライブ
2018年8月2日(木)19:00~20:40 神保町ブックセンター
参加料:2,000円(1ドリンク付)
申込 : https://peatix.com/event/406725/
今年のはじめに翔泳社より電子書籍とオンデマンド出版限定で発行された対談集『数理的発想法』(翔泳社)発刊を記念して、国立情報学研究所(NII)高野明彦氏と文筆家の仲俣暁生氏による対談イベントが開催されます。
NIIで文化財や書籍を中心にアーカイブとその検索技術を開発している高野明彦氏は、
『数理的発想法』の中でもインタビュー相手として登場しています。
既存のネット空間や電子書籍では得られない有機的な<本>や<街>の体験と活用や高野氏の長年の研究と実制作の成果である「ヴァーチャルな本棚」「街のアーカイブ」などを素材に語ります。
また 高野氏は3.11の震災を契機に街をどのように記憶として定着させていくかという
関心から「神保町アーカイブ」にも取り組んでこられました。
仮想空間に立体的に配置された新書や文庫を中心とする「本」が、内容や関連項目、コンテクストによって連携し、新しい情報を呼び起こしていく様子を見ることで、テクノロジーによる知識や文化の構成のあり方を考えるヒントになると思われます。
開催概要
- 「本の文化を記憶する。神保町アーカイブは可能か?」
- 『数理的発想法』 (翔泳社) 発行記念 仲俣暁生 × 高野明彦 トークライブ
- 開催日時:2018年8月2日(木)19:00~20:40
- 会場:東京・神保町ブックセンター
- 参加料:2,000円(1ドリンク付)
- 申込 : https://peatix.com/event/406725/
登壇者プロフィール
高野明彦 (国立情報学研究所教授)
新潟生まれ、神奈川育ち。東京大学数学科卒。博士(理学)。電機メーカーに20年間勤務の後、2001年より現職。2002年より東京大学大学院コンピュータ科学専攻教授併任。NPO連想出版理事長。専門は関数プログラミング、プログラム変換、連想情報学。研究成果を活用して、Webcat Plus、新書マップ、想-IMAGINE Book Search、BOOK TOWN じんぼう、文化遺産オンライン、TIMEMAPなどの公開サービスを展開している。
仲俣暁生 (フリー編集者、「マガジン航」編集発行人)
1964年、東京都生まれ。フリー編集者、文筆家。「シティロード」「(1994年創刊の第一期)ワイアード日本版」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、2009年にボイジャーと「本と出版の未来」を取材し報告するウェブ雑誌「マガジン航」を創刊。2015年より編集発行人となる。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、『極西文学論』(晶文社)、共著『編集進化論』(フィルムアート社)、『数理的発想法―“リケイ”の仕事人12人に訊いた世界のとらえかた、かかわりかた』(翔泳社)。 「マガジン航」主宰