イノサイトCEOサミットで変革リーダーが語った、経営変革が“リバウンドしない”風土変革とは?

Innosight CEO Summit2018セミナーレポート【後編】

 2018年9月にボストンとミュンヘンで行われた「Innosight CEO Summit2018」にはクリステンセン教授のほか、アメリカやヨーロッパを代表する企業のトップが集結した。企業の成長には何が必要か、どのような落とし穴やジレンマが存在するのか。その白熱した議論の一部を紹介しよう。今回は前編を公開する。
※本記事はINNOSIGHTのウェブサイトに掲載された『LEADING TRANSFORMATION』から、許諾を得て翻訳し転載しております。

[公開日]

[講演者] クレイトン・M・クリステンセン [訳] 津田 真吾 [編] 栗原 茂(Biz/Zine編集部)

[タグ] 破壊的イノベーション jobs to be done 事業開発 企業戦略 イノベーションのジレンマ

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世界最大のバイオテック企業、バイオジェンのCEOが最初に取り組んだのは「経営幹部と話し合うこと」

 世界最大の独立系バイオテック企業バイオジェン(Biogen)のCEOとして、ミシェル・ヴォナッソスが就任したのは2017年1月のこと。当時、バイオジェンの利益率は優れていたものの、売上高成長率は鈍化していた。就任してしばらく経つと、「会社全体が短期的な利益志向で、長期的な成長戦略のことを考えていないことに驚きました。生き残りのためには長期的な成長戦略が必要であることは明白です」との言葉の通り、就任早々ヴォナッソスは変革の必要性を痛感したのだという。

 イノサイトのパートナーであるモニ・ミヤシタとのクロストークの中で、長期的な成長戦略のために会社全体を変えていく必要性を語り、最初に行ったのは「経営幹部と話し合うこと」だったと語った。

彼らの中にある熱意を探していました。なぜなら、経営陣が空気を作るからです。頭が良い必要はありません。むしろ、熱意、動機、そして謙虚さといったマインドセットが大切なのです。(ミシェル・ヴォナッソス)

タイトル「人は一般に変化を嫌う。なので、一体誰が敢えて未来からの使者なのかを探さないといけない。」―ミシェル・ヴォナッソス

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