リニアなデザインの限界、サーキュラー・デザインへの移行
講演で語られた「デザインの新時代」におけるポイントは、以下の8つだ。
- リニアからサーキュラー（循環）へ
- デザインとは関係性の創造である
- デザインとは複雑なもの
- デザインとは終わりのないもの
- デザインとは集合体である
- デザインとは広く多くの人に使われるもの
- デザインとは説明可能なもの
- デザインとは人間中心である
「今日のデザインは、リニアな文脈から循環型に移行しつつあります」とティム・ブラウンは語る。産業革命が起きた時、デザインは「リニアな文脈」で動き始めた。例えば、地球から掘り起こした鉱物を工場に運んで製品に加工して、それを売る。1回あるいは短期間だけ使う商品があり、それは使い捨てられ廃棄される。