イノベーション創出の場となるVenture Caféが東京上陸!
セッションは山川氏の「皆さんと一緒にムーブメントを起こしていきたい!」との呼びかけから始まった。
山川氏は日本で生まれ、国内外の様々な地域で異なる文化に触れながら育ち、現在はアントレプレナーを多く輩出するバブソン大学の准教授として10年目を迎える。起業・経営全般をテーマとしつつも主に「失敗学」を研究・教授する傍ら、国内外で大小16のビジネスに経営者や投資家、ボードメンバーなどとして関わり、日本でもVenture CaféやCICなどの起業プロジェクトに携わる。
東京でもWeWorkやシェアドオフィスなど、インキュベーション施設が目につくようになってきたが、山川氏によると「米国ではここ数年、東海岸が一番ホット」だという。
ライフサイエンスやバイオなどのテクノロジーを活用したビジネスは東海岸が起点になっていることが多く、その集約地区として、ベンチャーキャピタルやインキュベーター、アクセラレータ、大企業、政府機関などが多数集まってきています。その立役者となっているのが『CIC(Cambridge Innovation Center)』です
CICとはMIT卒Tim Roweが1999年に共同で設立した、「アントレプレナー・コミュニティ」を掲げるイノベーション・ハブだ。スタートアップ企業や大企業の新規事業部隊などが数多く入居する他、共有スペースなども設けられ、活発な人的交流によってイノベーションに特化したプロジェクト支援を行っている。そして、CICより一足先に姉妹組織であるベンチャーカフェ東京が日本でもオープンした。世界11箇所で展開されているVenture CaféのイベントにはCICの参加者はもちろん、様々な分野・職能の人々がのべ25万人も集まり、イノベーション・エコシステムを創出している。
Venture Café Tokyoは2018年3月に立ち上げて1年以上が経ちました。虎ノ門ヒルズカフェで毎週木曜日にスタートアップやイノベーションに関するプログラムを行っており、10代から60代まで既に多くの人に参加いただいています。スタートアップや投資家との出会いもあれば、情報交換をし、知りたい情報を得る場としても機能しています。無料でセッションを見たり、ネットワークスペースで作業をしたり、思い思いに過ごしています