Hacking for Xを活用し、難民問題に新たな視点を導入する
具体的にはどんな課題をどのように解決するのだろうか。ブランク氏は、Hacking for Diplomacyを受講した学生たちのある取り組みを紹介した。難民問題に対するプログラムである。
国務省は、シリアやリビアなどから地中海を渡ろうとし亡くなったと思われる難民の、遺体の身元がわからないことに課題を抱えていた。遺体を洗っても何の身分証明書も持っていないのである。この課題を、工学系やコンピューターサイエンスの修士課程の学生が担当した。