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社会課題を起点としたイノベーションのための実践的プログラム「Hacking for X」とは?

スティーブ・ブランク氏来日セミナーレポート【後編】

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“ミッションドリブン”な課題解決を行なうHacking for X

タイトルスティーブ・G・ブランク氏
シリコンバレーの元シリアルアントレプレナー。CEOを含めてさまざまな役職で8社のベンチャー企業の創業と立ち上げに携わる。起業家活動から引退後は、アントレプレナーシップ教育に従事。スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール、コロンビア大学にて顧客開発とアントレプレナーシップについて教鞭をとる。顧客開発モデルの実践プログラム「リーンローンチパッド」を開発。2009年スタンフォード大学マネジメントサイエンスエンジニアリング学部教育者賞、2010年カリフォルニア大学バークレー校Earl F. Cheit優秀教育者賞を受賞。

 Hacking for XはI-Corpsの発想を用いて、学生たちが持っている課題を解決するのではなく、政府やコミュニティの課題解決を行なうようにしたものである。ただし、「成功」の定義は変えなければいけない。政府や行政機関には利益や売り上げはなく、顧客の代わりとなるステークホルダーの再定義も必要である。ビジネスではないので、ビジネスモデルキャンバスの代わりに、ミッションモデルキャンバスという名称にした。しかし、基本的な考え方はI-Corpsを同じだ。

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