今回のレポートによると、製造・オペレーション分野の人材不足が深刻化している自動車メーカー各社は、自動車産業での経験の有無を問わず同分野の人材採用を活発化しているという。
特に以下の職種で採用需要が伸びている。
- ビークルバリデーションエンジニア
- システムエンジニア
- メカニカルエンジニア
ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディレクター、リチャード・アードレイは「自動車生産に関する技術の急速な発展により、人材に対する需要も急増しています。ユーザーは、自動運転技術のほかに費用対効果の向上や省エネ推進も求めており、自動車の次世代技術をめぐる競争は一段と激化しています。これを受け、自動車産業では製造とオペレーションを担うことができる人材への需要が急増しています。製造・オペレーション部門の人材不足は多くの自動車メーカーにとって深刻な問題です」と話す。
また、「技術的スキルや経験、関連資格を持つ候補者への需要が高止まりしている一方で、採用担当者が理想的と考えている人材は、ハードスキルとソフトスキルの双方をバランスよく備えた人物です。これには高い論理的思考力、問題解決能力、前向きな姿勢による意欲の高さはもちろん、優れた分析能力やコミュニケーションスキルも含まれます」とも語った。