ログラスは2026年3月3日、同社が提供するクラウド経営管理システム「Loglass 経営管理」において、大型機能アップデートを実施したと発表した。今回のアップデートでは、配賦・振替機能の全面リニューアルと、直感的な可視化を可能にするダッシュボード機能の追加が行われた。

背景には、日本企業におけるコーポレートガバナンス・コードの導入や、東京証券取引所による資本コストを意識した経営への要請など、企業価値向上に向けた具体的な戦略実行・開示の必要性がある。一方で、管理会計現場では、分析精度向上を追求すると意思決定スピードが低下するという課題が指摘されていた。ログラスはこの状況を受け、データ入力から加工、可視化までを強化し、経営層から現場へ正確な情報を即時に提供できる環境の実現を目指した。
配賦・振替機能のリニューアルでは、ユーザー自身が多軸・多段階の配賦ロジックを自在に構築できるようにし、複数の配賦パターンの作成・比較を可能とした。特に多店舗・多品目を展開する企業でも、「商品×取引先」など複雑な配賦設定や、数百店舗単位のロジック構築が柔軟になり、組織改編や新規事業立ち上げの際も即座に最新損益情報を取得できる。繰り返し配賦を一括で設定・管理できる新機能も追加されている。

ダッシュボード機能は、ノーコード操作により、帳票からワンクリックでグラフ作成が可能で、専門知識不要でKPIから明細レベルまで可視化できる。経営会議中の要望にもリアルタイムに対応し、各事業責任者や意思決定者が迅速な経営アクションを起こせる基盤となる。

実際の導入企業からは、配賦ロジック共通化により設定・メンテナンス工数が削減されたことや、部門間の情報共有がスムーズになった点が評価されている。ダッシュボード機能では、財務・非財務データの統合、指標の可視化、現状と課題抽出の容易化など活用範囲の広がりが報告された。
ログラスは今回のアップデートにより、集計作業の時間削減とデータ分析による高度な経営判断へのシフトを支援していく方針を示している。製品の詳細やデモは、オンラインイベント「Loglass UPDATE!」で解説される予定である。
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