大企業だからこそ難しい仮説検証と規模拡大の関係
畠山:大企業には、必ず成功する計画を立てて、計画通りにやらなければならないという思い込みが強い人が多いように感じます。そのような人たちは新規事業を「計画と実行」と捉えているようですが、私は「仮説と検証」こそが肝だと考えています。垂直統合型からプラットフォーム型と、ビジネスモデルすら大きく変えていくのは学びの多い話ですね。
佐藤:本当に大きく変わっています。最初のコンテストでの提案内容に至っては、オリンピックがコンテストのテーマだったこともあり、提案書は「訪日外国人が多くなりバスや地下鉄があふれますよ」という交通課題から始まっていました。