執筆者情報
畠山 和也
(ハタケヤマ カズヤ)
本気ファクトリー株式会社代表取締役、株式会社BYD 取締役、株式会社ビットキー エヴァンジェリスト兼広報/PR/アクセラレーション担当執行責任者、H.I.S Impact Finance株式会社 エヴァンジェリスト新規事業に「支援」「実行」「教育」の3軸で携わる複業家。「支援」は主に大企業向けに新規事業支援を行う。「実行」は複数のスタートアップに株主・経営陣として参画。
「教育」株式会社BYD内で学生起業家育成講座を講師として運営。
新卒で入社したソフトバンクBB以後、リクルート、スターティアラボ、ラクスルと4社の会社を経験を経て2014年に独立。会社員時代から一貫して新規事業に携わる。「当たり前にイノベーションが生まれる世界を作りたい」と2014年に独立。独立後は複数のスタートアップにメンバーとして参画する傍ら、大企業を中心に新規事業開発支援を行う。実業で培った経験を社会に還元するため学生向けの起業塾も運営している。
【畠山自己紹介資料】https://honki-factory.co.jp/newest畠山自己紹介資料_pptx.pdf
【著書】17スタートアップ
執筆記事一覧
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「大企業による新規事業」のリアル
ランドログ明石氏が語る新規事業──“トップの本気”と“コミュニケーション”が事業を加速させる(第16回 ゲスト:株式会社ランドログ 明石 宗一郎氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、株式会社小松製作所(以下、コマツ)、株式会社NTTドコモ、SAPジャパン株式会社(以下、SAP)、株式会社オプティムの4社によって設立された株式会社ランドログのChief Digital Officer、明石 宗一郎氏です。 ランドログは、建設業務における生産プロセスに関与する、土・機械・材料などのあらゆる「モノ」のデータを提供し、「コト」で現場に貢献するソリューションをサポートするプラットフォームです。SAPから出向した明石氏が、ランドログ立ち上げや運営を通して感じている新規事業開発における強みを聞きました。聞き手は本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏です。
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「大企業による新規事業」のリアル
富士通アクセラレーターに聞く、既存の事業部を巻き込みスタートアップと伴走するプログラム設計(第15回 ゲスト:富士通株式会社 イノベーション鈴木氏、春日井淳史氏、松尾圭祐氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、富士通株式会社でスタートアップと社内の事業部の協業を支援する「富士通アクセラレータープログラム(FUJITSU ACCELERATOR)」でアクセラレーターとして活躍する、イノベーション鈴木氏、春日井淳史氏、松尾圭祐氏です。 これまでスタートアップと約100件の共創を行ってきたFUJITSU ACCELERATORの、大事にしていることや大企業だからこそ考えるべきことなどを聞きました。聞き手は本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏です。
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「大企業による新規事業」のリアル
なぜミスミは製造業に変革を起こす新規事業を伸ばせているのか──吉田氏が語る、失敗を積み重ねた先の成功(第14回 ゲスト:株式会社ミスミグループ本社 吉田 光伸氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、モノづくり産業の裏方として機械部品の製造販売を行い、グローバル顧客基盤32万社の製造現場を支えるミスミグループ本社の吉田 光伸氏です。 吉田氏はミスミグループ内で新規事業として「meviy」(メヴィー)を立ち上げ、従来は大量の図面と長時間を要していたモノづくり企業のサプライチェーンに改革をもたらしています。変化を起こしにくいといわれる製造業界で、なぜこういった新規事業を興すことができたのでしょうか。本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山 和也氏が聞きました。
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「大企業による新規事業」のリアル
なぜ帝人の新規事業でBtoCビジネスを生み出したのか──研究者が立ち上げたNOMONの挑戦(第13回 ゲスト:NOMON株式会社 山名慶氏、狩野理延氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、NOMON株式会社代表取締役CEOの山名慶氏と、同社取締役COOの狩野理延氏です。 NOMONは帝人株式会社の子会社として2019年に創業した、「老化」に関するBtoCビジネスを展開する企業です。2018年の帝人の創業100年がきっかけで誕生したというNOMONの事業内容と、大企業で企業内起業を行う大変さとメリット、大企業で新規事業が生みだすために必要なことを聞きました。聞き手は本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏です。
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「大企業による新規事業」のリアル
アイティクラウド黒野氏はどのようにして“強い”ビジネスモデルの事業を立ち上げたのか(第12回 ゲスト:アイティクラウド株式会社 黒野源太氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、ビジネス向けIT製品・クラウドサービスの口コミサイト「ITreview」を運営する、アイティクラウド株式会社代表取締役社長の黒野源太氏です。 ソフトバンクグループのSB C&S株式会社から子会社として独立するまでに2つの新規事業の立ち上げを経験している黒野氏に、過去の事業の経験を生かした新規事業の立ち上げ方やITreviewのマネタイズの工夫、社内での説得方法、新規事業担当者に必要な心構えなどを聞きました。聞き手は本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏です。 ※取材はマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保って行っています。
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「大企業による新規事業」のリアル
LIFULL SPACE奥村氏が語る、新規事業を次々に生み出すために必要な“資質”と“文化”(第11回 ゲスト:LIFULL SPACE 奥村周平さん)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、株式会社LIFULL SPACE代表取締役の奥村周平氏です。 LIFULL SPACEは、2013年に株式会社LIFULLの新規事業として誕生し、2015年に子会社化された企業。奥村氏が新卒2年目のときに社内新規事業提案制度である「SWITCH」で優秀賞を受賞したアイデアから生まれました。今は「SWITCH」の審査員・アクセラレーターもなさっている奥村氏と、本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏が、LIFULLで多くの新規事業が生まれている理由と新規事業を生み出しやすい条件について議論しました。
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「大企業による新規事業」のリアル
ユーザベースとミーミルが語る、シナジーを生み出す出資と子会社化──新規事業としてのスタートアップ投資(第10回 ゲスト:ユーザベース佐久間衡さん、ミーミル川口荘史さん、守屋俊史さん、守屋実さん)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、企業内起業の実践についてご紹介していく本シリーズ。今回は、株式会社ユーザベース取締役の佐久間衡氏と株式会社ミーミル代表取締役の川口荘史氏、取締役の守屋俊史氏、アドバイザーの守屋実氏をゲストに迎え、オンラインでお話を伺いました。 ミーミルはユーザベースから34%の出資を受けて起業し、2020年4月にユーザベースに完全子会社化されています。完全なスタートアップでも完全な企業内起業でもない形で立ち上がったミーミルは、どのようにして拡大し、シナジーを生み出していったのでしょうか。そして、どのような経緯で完全子会社化にいたったのでしょうか。ホストを務める本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏が聞き手として探っていきます。
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Biz/Zineセミナーレポート
新規事業開発を実践してきた人たちが語る、事業創造のための「アンラーニング」とは?()
COVID-19によって世の中の変化は劇的に加速しており、その変化に対応するためにも「アンラーニング」が注目されている。また、新規事業開発の現場では、既存事業の常識を捨てて新たな価値観や知識を身につける必要があり、どのようにすればアンラーニングできるかが求められている。 5月15日には、「POST COVID-19のための事業創造のアンラーニング思考」というオンラインイベントが開催され、株式会社ビットキー エヴァンジェリストの畠山和也氏と、株式会社博報堂 ディレクターの星出 祐輔氏が登壇。新規事業のためのアンラーニングについて議論した。モデレーターは株式会社ゼロワンブースター 代表取締役の鈴木 規文氏が務めた。
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Biz/Zineクローズアップ
なぜ新規事業開発で顧客を“敵”とみなしてしまうのか──顧客課題を理解するための“共感”とは?()
顧客の課題を見つけることが、新規事業開発の第一歩です。誰がどんな悩みを抱えているのかを発見してその悩みを解決することが、新規事業につながるのです。顧客に寄り添うことが基本なのですが、自分の都合を優先して事業を考えてしまい、顧客の課題を後回しにしてしまっているケースが多く見られます。なぜ新規事業開発の基本である「顧客課題の発見」は実践されないのでしょうか。多くの新規事業開発に携わってきた経験から、この理由が見えてきたのでご紹介していきたいと思います。
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「大企業による新規事業」のリアル
エムアウト流“マーケットアウト”の新規事業とは?──paizaの事例にみる、事業創出と起業家育成(第9回 ゲスト:エムアウト 福岡克績氏、paiza 片山良平氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、株式会社エムアウトの取締役・新規事業開発部長の福岡克績氏と、エムアウトで2012年に新規事業としてギノ株式会社を立ち上げ、2020年3月にMBOにより独立、社名変更したpaiza株式会社の片山良平氏です。 スタートアップファクトリーを標榜し、数々の新規事業を生み出してきたエムアウトから、どのようにITエンジニア向け総合求職・学習プラットフォーム「paiza」を運営するpaizaが生まれ、MBOに向かったのか。ゲストのお二人に、本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏がお話を伺いながら、大企業内での新規事業開発のヒントを探りました。
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「大企業による新規事業」のリアル
なぜ凸版印刷の新規事業はONE COMPATHとして切り離したのか──事業創出と拡大の戦略を聞く(第8回 ゲスト:凸版印刷 山岸祥晃さん、ONE COMPATH 早川礼さん)
前回に続き、大企業で新規事業開発に取り組まれている方へのインタビューを通して、企業内起業のリアルな事例をご紹介していきます。今回お話を伺ったのは、凸版印刷株式会社 パーソナルサービス本部長 山岸祥晃氏と、株式会社ONE COMPATHの代表取締役社長 CEO早川礼氏。印刷事業にとどまらず様々な事業を展開してきた凸版印刷は、2019年4月にBtoC領域におけるデジタルメディア事業に特化した新会社ONE COMPATHを立ち上げます。ONE COMPATHは、凸版印刷で20年近く前に生まれた電子チラシサービス「Shufoo!」を、グループ会社で地図検索サービス「Mapion」を運営するマピオンに事業承継する形で生まれました。 Shufoo!の生みの親である山岸氏は、印刷会社の新規事業としてどのようにShufoo!を立ち上げたのでしょうか。そして、なぜ今ONE COMPATHに事業を移したのでしょうか。その戦略について伺っていきます。
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「大企業による新規事業」のリアル
なぜCCC初のボトムアップ型新規事業は新会社でスタートしたのか──アセット活用と迅速な意思決定の両立(第7回 ゲスト:Creative 1株式会社 山﨑史郎さん、田野倉正規さん、波津美里さん)
前回に続き、大企業で新規事業開発に取り組まれている方へのインタビューを通して、企業内起業のリアルな事例をご紹介していきます。今回お話を伺ったのは、TSUTAYAやTポイントで知られるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)のグループ会社であるCreative 1株式会社の、代表取締役社長の山﨑史郎氏、プロダクトマネージャーの田野倉正規氏、マーケティングディレクターの波津美里氏の3名。CCCグループ会社で初めて行われた社内ベンチャー制度でAIを活用したマッチングサービスを提案し、第一号案件として事業化を進めます。意思決定を加速させるためにCreative 1株式会社を設立し、「D-AI(デアイ)」を2019年10月に開始しました。初のボトムアップ型の新規事業はCCCグループ全社からも注目を受け、今後の活躍にも期待をされる一方で、前例の無い事業創りは前途多難の連続です。今回は新たな取り組みに挑む3名のイノベーターから社内起業の裏側を探っていきます。
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「大企業による新規事業」のリアル
大企業に所属している感覚はない──eiicon中村氏・富田氏が語る企業内起業の実践(第6回 ゲスト:eiicon company中村亜由子さん、富田直さん)
前回に引き続き、新規事業開発に携わる方へのインタビューを通して、大企業内での新規事業開発のリアルな事例をご紹介するシリーズ。今回は総合人材サービスのパーソルグループ内でオープンイノベーションのマッチングプラットフォーム「eiicon(エイコン)」を運営する、eiicon company代表の中村亜由子氏と、ServiceDevelopment責任者の富田直氏にお話を伺いました。 登録企業10,000社を突破し、3周年を迎える2020年2月には『OPEN INNOVATION AWARD 2019』を開催するeiicon company。企業内起業にありがちな親会社との付き合い方、1年10ヵ月で単月黒字化した秘訣などをお聞きします。
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「大企業による新規事業」のリアル
台湾企業に聞く、新規事業の成功確率を高める「“技術ドリブン”と“マーケットドリブン”の融合」とは?(第5回 ゲスト:サイバーリンク Hilda Pengさん)
前回に引き続き、新規事業開発に携わる方へのインタビューを通して、大企業内での新規事業開発のリアルな事例をご紹介するシリーズ。今回は台湾のマルチメディアソフトウェア企業サイバーリンク株式会社のゼネラルマネージャー Hilda Peng氏にお話を伺いました。 国内トップシェアのPowerDVD・PowerDirectorなどのコンシューマー動画関連ソフトをはじめ、YouCamメイクなどのメイクアプリ、FaceMeに代表される顔認識エンジンなど次々に新サービスを成功させているサイバーリンク社。事業を連続で成功させている秘訣や、台湾、アメリカと日本でのビジネスの違いについて詳しくお聞きします。
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「大企業による新規事業」のリアル
ソフトバンクの社内ベンチャーから紐解く、起業に不可欠な「仮説と検証」とは?(第4回 ゲスト:横井晃さん、佐藤壮さん)
前回に引き続き、実際に大企業で新規事業開発に取り組まれている方へのインタビューを通して、大企業内での新規事業開発のリアルな事例をご紹介していきます。 今回お話を伺ったのは、オープンストリート株式会社代表取締役社長の横井晃氏とCOO兼取締役の佐藤壮氏です。オープンストリートはシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を運営しています。ソフトバンク社内の起業制度「ソフトバンクイノベンチャー」を利用して、創業者とソフトバンク本体が出資し会社設立されており、2017年度にヤフー100%子会社のZコーポレーションから出資がされています。お二人には、大企業の背景を利用して、大企業から出資を集めながら新規事業を行うことのメリットとデメリットについてお聞きしました。
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「大企業による新規事業」のリアル
麻生要一氏が語る、企業内起業による大企業中心の「日本型イノベーション」(第3回 ゲスト:麻生要一さん)
前回に引き続き、新規事業開発に携わる方へのインタビューを通して、大企業内での新規事業開発のリアルな事例をご紹介するシリーズ。今回お話を伺ったのは、リクルートグループで約1500件の新規事業と約300社のスタートアップ支援を経験し、2019年12月には書籍『新規事業の実践論』を出版する株式会社アルファドライブ 代表取締役社長 兼 CEOの麻生要一氏です。 麻生氏は現在、企業内起業の支援をメインに取り組んでいます。スタートアップ支援の経験もある麻生氏が企業内起業の支援をメインとしたのはなぜか? 日本再生の鍵となるであろう、大企業によるイノベーション創出の必要性についてお聞きしました。
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「大企業による新規事業」のリアル
三井不動産光村氏が語る、オープンイノベーションに必要な2種類のイントレプレナーとは?(第2回 ゲスト:光村圭一郎さん)
前回は、大企業による新規事業開発の成功を妨げる3つの要因を説明しました。今回からは、実際に大企業で新規事業開発に取り組まれている方へのインタビューを通して、大企業内での新規事業開発のリアルな事例をご紹介していきます。 今回お話を伺ったのは、三井不動産株式会社の光村圭一郎氏です。東京ミッドタウン日比谷の6階にあるビジネス創造拠点「BASE Q」の運営責任者を務める光村氏は、大企業の新規事業開発を成功させるには、オープンイノベーションが最も近道だと話します。光村さん自身の新規事業開発の経験から導き出された、事業を生み出すために必要な「Why」と、オープンイノベーションを成功に導く2種類のイントレプレナーについて語っていただきます。
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「大企業による新規事業」のリアル
なぜ大企業の新規事業開発はうまくいかないのか──成功を妨げる“3つの要因”()
大企業では「新規事業」が盛り上がりを見せています。「新規事業」といっても、かつては自社での開発だけでしたが、最近はCVC、シードアクセラレータープログラム、コーポレートアクセラレータープログラム、オープンイノベーションなど様々な手法が話題に上がるようになりました。新規事業の芽を育んでいる企業が出てきた一方、壁にぶつかって諦めてしまう企業も数多くあります。では、企業の新規事業成功を阻む要因は何でしょうか。そして成功に近づくために気をつけるポイントはどこでしょうか。