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米国Zuora、サブスクリプション・エコノミー・インデックスの最新版発表 350%以上の成長率

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 米国Zuoraは、半期ごとに調査しているサブスクリプション・エコノミー・インデックス(SEI)の最新版を発表した。SEIは、サブスクリプション・ビジネスの総体的な実態と成長を数値的に明らかにすることを目的としたもの。

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 SEIでは2012年1月の統計開始以来、サブスクリプション・ビジネスによるインパクトを業界別に分析し、SaaS、IoT、製造、出版、メディア、テレコミュニケーション、ビジネスサービスといった業界にてサブスクリプション・ビジネスとS&P500企業のベンチマークとを比較してきた。

 物理的に製品を所有することよりも便利なデジタルサービスへのアクセスを求める消費者の増加を背景に、サブスクリプション・エコノミーはこの7年半で着実に成長を遂げ、その成長率は350%以上に及んでいるという。実際、IDCの予測では、世界最大規模の企業の50%が、2020年までにその事業の大半をデジタルで強化された製品、サービス、カスタマー・エクスペリエンスに依存するようになるとしている。

 最新のSEIレポートにも、この驚くべき成長に多くの業界が寄与していることが示されており、SEIレポートの対象となる業界では、その成長率が平均で同じ業界のベンチマークの2~5倍に及んだ。

 全体的な傾向としてSEIでは、2012年1月1日から2019年6月30日までの期間の年率換算で、サブスクリプション・ビジネスの収益がS&P500の約5倍(18.2%対3.6%)、米国小売業の約5倍(18.2%対3.7%)の速さで成長していることを明らかにしている。

 ビジネスサービスおよび製造業では全業界の中でチャーンレート(解約率)が最も低く、それぞれ16.2%と20.4%。一方でチャーンレートが最も高かったのは、メディア(37.1%)と出版(28.2%)だった。

 IoTおよび製造業界のサブスクリプション企業では、収益成長率が同業界のS&P500ベンチマークの5倍以上に及んだ。IoT業界のサブスクリプション・ビジネスは、1アカウント当たりの平均収益(ARPA)の年間成長率でもトップに立ち、SEIの平均である6.5%の2倍以上に及ぶ14.3%を記録。

 出版業界は、使用量ベースの価格設定(従量課金)からの売上の割合が他の業界と比較して最も低く(17%)、一方で使用量ベースの価格設定(従量課金)の割合が最も高かった業界はビジネスサービス(57%)。だった。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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