OKIはこれまで、人の意識や行動に変化をもたらす行動変容技術について研究を重ね、日常の生活における健康的な行動をデザインし、個々人に適切なタイミングでアドバイスを行うことで行動変化を促すシステムを構築してきた。今回の共同開発では、京都大学が持つ睡眠医学の知見を活用し、ヘルステック研究所と協業のもと、IoTを組み合わせた実証実験用のシステムを構築する。実験では、システム利用者の睡眠と覚醒のリズムを整え、睡眠改善の効果を医学的に検証する。
OKIはこの共同開発の結果をふまえ、睡眠改善ソリューションなどの行動変容サービスの社会実装を推進し、事業化することを目指す。OKIは、京都大学の石見教授とヘルステック研究所が京都大学のインキュベーションプログラムを受けて進めている「生涯型パーソナルヘルスレコードサービスの開発」に参加し、睡眠以外の情報も含む個人の健康データを活用した行動変容サービスの実用化を進めていくという。