SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

ユーグレナ社、微細藻類ユーグレナを活用したバイオプラスチックの開発を支援

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 ユーグレナ(以下、ユーグレナ社)は、日本電気、LIXILが推進する「電子機器および住宅設備(インテリア)製品への多糖類系高機能バイオプラスチックの適用とリサイクルシステムの実証事業」に参画することを発表した。

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 本実証事業は、環境省が推進する「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の採択事業の一つであり、ユーグレナ社は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下、ユーグレナ)の特有成分・パラミロンを用いたプラスチックの開発を支援するとともに、ユーグレナの培養に際して古紙や食物残渣などから分解した糖化物を栄養分として使用することで、非可食バイオマスによる資源循環システムの構築を目指すとしている。

タイトル

 微細藻類ユーグレナの特有成分であるパラミロンはβ-1,3グルカンからなる多糖類で、培養方法を調整することにより高密度で生成させることが可能。同じ多糖類であるセルロースがβ-1,4結合であることに対して、パラミロンはβ-1,3結合であり、その特異な立体構造から新たな性質を持つバイオプラスチックを生成することが期待される。さらにユーグレナ社は、ユーグレナの培養にあたり、古紙や食物残渣などのセルロースを酵素糖化技術により分解した糖化物を栄養分として用いることにより、環境負荷となるゴミを活用した非可食バイオマスによる資源循環システムの構築を目指すという。

 ユーグレナ社はこれまで、バイオマスの5Fの基本戦略に基づき、ユーグレナなどの微細藻類を活用して、食品をはじめとするヘルスケア事業やバイオ燃料開発・製造などのエネルギー・環境事業に取り組んできた。今回開発を目指す多糖系バイオプラスチックは、5Fの中では食品に次いで付加価値の高い領域であるFiber(繊維)に相当し、ユーグレナのさらなる活用を進めるもの。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
関連リンク
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング