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COVID-19の臨床経験共有プラットフォーム「GMCC」、世界120の国と地域から医療関係者が参加

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 ジャック・マー公益基金会、アリババ公益基金会、および阿里健康は、世界各地の医療機構および医療関係者が新型コロナウイルス感染症への対応ノウハウをシェアするプラットフォーム「グローバル・メディエクスチェンジ・フォー・ファイティングCOVID-19(GMCC)」に4月20日時点で、新型コロナウイルス感染症の臨床経験を持つ医療関係者及び専門家が約120の国と地域から3,000人近く参加していることを発表した。

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 阿里健康(アリヘルス) バイスプレジデント 馬立(マー・リー)氏は以下のようにコメントしている。

「現在、世界中の医療関係者は、新型コロナウイルス感染症と闘うために力を尽くしています。我々はその医療関係者を支援するために、GMCC を通して、各言語の新型コロナウイルス感染症対策ハンドブックの共有、またコミュニケーションプラットフォームの提供を行うことで、世界の医療関係者同士でのノウハウ共有を支援していきたいと考えています。これからも、世界中のより多くの医療関係者と協力し、共に新型コロナウイルス感染症と闘っていきます」

GMCC の Web サイトをリニューアル

 閲覧しやすさを意識し、プラットフォーム上の医療関係者に質問する「質問提起」や、自身の知見を共有する「文書作成」など、新しい項目も追加された。アリペイアプリからも、「GMCC」で検索すると同プラットフォームにアクセスできるようになっている。

感染症指定病院の運営マニュアルを多言語で発表

 GMCC の共有内容の一つとして、ジャック・マー公益基金会とアリババ公益基金会が「方艙病院建設運営マニュアル(Construction and Operation Manual of Fangcang Shelter Hospitals for COVID-19 Summary)」を発表。方艙病院は中国の武漢にある感染症対応に指定された病院。同マニュアルは、医療資源が限られている状況で、患者数急増に対していかに速やかに医療支援を行うかという問題について、方艙病院の効果、設計理念、作業工程改善、運営、及びバックアップの 5方面から詳しく紹介しています。同マニュアルは現時点で中国語・英語の 2言語で公開しており、今後各言語に対応していく予定。

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オンラインライブ会議プラットフォームを提供:アフリカ、東南アジア、北米地域等の医療関係者が、中国の医療機構とノウハウ共有する予定

 GMCC では世界各地の医療機関及び医療関係者に新型コロナウイルスの対応策や病院におけるマネジメント、診断技術の運用などのテーマについて、オンライン会議プラットフォームを通じてノウハウ共有している。中国国内からは、新型コロナ感染症の第一線で対応してきた武漢雷神山病院、浙江大学医学院付属第一病院、浙江大学医学院付属第二病院、及び中国呼吸病学と重症医学の専門家であり中国工程院院士の王辰(オウ・シン)氏などが参加。

 GMCC ではすでに、国際金融公社(IFC)やエチオピア、ルワンダ、スリランカ、南アフリカの国家保健部門や医療機関と、新型コロナウイルス感染症の対応策についてのノウハウを共有している。今後は、ネパール、インドネシア、タイ、マレーシア、セネガル、ナイジェリア、エジプトなどの医療機関や、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)、及び国際連合アフリカ経済委員会(UNECA)などとオンラインライブ会議を開催する予定だという。会議の内容は映像としてアーカイブされ、GMCC で再視聴が可能となっている。

タイトル

新型コロナウイルス感染症に対抗する、その他の支援策

 ジャック・マー公益基金会とアリババ公益基金会は4月21日、世界保健機関(WHO)にマスク1億枚と検査キット100万個を寄付すると発表。これまでジャック・マー公益基金会は、アリババ公益基金会と共同で世界150以上の国と地域に医療物資を寄付している。ジャック・マー氏は自身のSNSで「(WHO を通じて)医療物資が必要な国と地域の人々に届いていきます。私たちはこの世界的な挑戦に、一丸となってより早く良く連携し、より強い確信を持って立ち向かわなければなりません。One World,One Fight!」と投稿した。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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