SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

行動経済学をビジネス実務に落とし込む

行動経済学の27の理論を実務家目線で整理する──全体像を掴む“4つのカテゴリー”

第2回

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

生活者の“選択”や“判断”を左右する理論

2.「先よりも今」「得よりも損」を過大に評価してしまう

 生活者は、利益を得られそうな場面があると、「リスクをともなうが理論的には最大値を得られる選択」よりも、「理論的に最大値でなくてもリスクの少ない選択」をする傾向があります。高価なものが当たる抽選券と普通のものが貰える引換券の2択では、後者の方が選ばれる傾向にあるのです。

 反対に、損失が生じそうな場面では、簡単に損切りせず、リスクを追ってでも何とか回避することを優先しようとします。人は、「得をすること」よりも「損をすること」に過剰なまでに反応してしまうのです。たとえば、「この商品を使えば、〇〇のようなメリットがあります」というメリット型の訴求よりも、「この商品を使わなければ、〇〇のようなリスクがありますよ」というリスク型の訴求の方が大きな反響を得られることが多分にあります。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
行動経済学をビジネス実務に落とし込む連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

楠本 和矢(クスモト カズヤ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング