意識的に右脳と左脳を行き来し、特定領域を深掘りする
ビジネスデザインとは、突き詰めれば「数字と人の掛け算」ではないかと和田氏は言う。“商社マン”としてのキャリアを歩んできた和田氏の体に深く染み込んだビジネスの大原則は、最終的に何らかの数字に落とし込んで判断を下すというもの。だが、いまやビジネスにおけるデザインの重要性の高まりは明らかであり、そこでは数字一辺倒ではなく「人にとって本当にいいものなのかどうか」「人のためになるのかどうか」という判断軸が求められる。キャリアチェンジをするにあたり、最も難しかったのはこのマインドシフトだと和田氏は振り返る。