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LIXILグループ、国内事業の活性化に向け「変わらないと、LIXIL」の取り組みを強化 新制度導入

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 LIXILグループは、日本市場における環境の変化や課題により迅速に対応できる機動的な組織の構築に向けて、働き方の再定義とともに、推進するための新制度を導入した。

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 LIXILグループでは、決まった場所、時間、方法で働くという従来の働き方から脱却し、従業員が最適な働き方で生産性を高めることができるよう、国内拠点の集約や、スーパーフレックス制度の導入といった新たな人事施策を推進。また、従業員の主体的なキャリア形成を支援する一環として、副業の試験導入を行う。

 LIXILグループでは、2019年11月から包括的な人事プログラム「変わらないと、LIXIL」を導入し、「顧客志向に変える」「キャリアを変える」「働き方を変える」の 3 つを重点テーマに、従業員の働き方に対する意識改革や、在宅勤務やフレックスタイム制度の積極的な活用など、より柔軟な勤務体系への移行といった取り組みを継続的に進めてきたという。さらに次の段階として、多様な働き方への転換を加速させ、従業員が生産性や効率を重視しながら、自身のライフスタイルに合わせた自律的な働き方ができるよう、国内従業員を対象に、在宅勤務を基本とする新たな勤務体制に移行。働く場所としてのオフィスの位置づけも変わり、今後は、リモートではなく実際に集まることで対話や議論をより効率的に行うコミュニケーションの場所と位置づけると述べている。

1.働く場所を再定義

オフィスはコミュニケーションの場へ

  LIXILグループでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止策に関わらず、生産、物流等を除く幅広い職種において、引き続き在宅勤務を基本とする。これに対応して、オフィスのあり方も必然的に変化し、「コミュニケーションの場」としての役割がさらに重視される。従業員は、オフィスと自宅ですべき業務を選別し、オフィスでは、同僚と直接コミュニケーションをとることで、新しいアイデアの創出や業務の効率化につなげていく。

国内拠点の集約を推進し、連携を強化

 LIXILグループでは、今年度から来年度にかけて、東京都江東区にある本社LIXIL WINGに、東京都区内にあるLIXILグループの計23拠点の集約を段階的に進めていく予定。本社は、新しい働き方を象徴するオフィスとして、より多くの従業員が集う場所となり、 生産性の向上と新しい価値の創出につなげていく。さらに、国内で水まわり事業を手がけるLIXIL Water Technology Japan(LWT-J)では、愛知県常滑市に点在していた計4か所のトイレ開発拠点を旧常滑工場に集約し、同工場の敷地内に新たにグローバル研究開発拠点「とこラボ」を本年11月に開設。トイレに関する研究、企画、設計、検証、試験という一連の開発プロセスに携わる従業員が同じ場所で働き、連携を高め、リソースを共有することでイノベーションの創出につなげるとともに、開発効率の向上や開発期間の短縮をはじめ、技術・製品開発力の強化を図る。

2.働く時間を従業員が主体的に選択

「スーパーフレックス制度」を導入

 2020年10月度より、従来のフレックスタイム制度で定められていた必ず勤務しなくてはならないコアタイムを廃止し、従業員が自由に働く時間を決めることができる「スーパーフレックス制度」を導入。この制度は、本社管理部門、営業部門、工場間接部門が対象となり、仕事と生活のバランスを取りながら、従業員が主体的に働く時間を選択できるようになる。これにより、業務の効率化や生産性の向上、ワークライフバランスのさらなる充実が期待される。

3.従業員が主体的にキャリアを形成

 LIXILではあらゆる世代の従業員のキャリア計画や育成を強力にサポートするとともに、実力主義の浸透を加速させています。すべての従業員が自身のキャリア形成について自主的に考え、行動することが求められる中、仕事の生産性を高めることで生み出された時間を、自己啓発やキャリアアップに活用することを推奨。

副業の試験導入により、従業員のキャリア開発を支援

 会社という枠にとどまらず、従業員のキャリアアップの選択肢を増やすため、副業の試験導入を行う。業務や従業員の心身への影響等を検証するため、2020年10月から2021年3月までは試験導入期間とし、今後、検証結果をふまえ、正式導入につなげる予定。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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