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新しい金融のカタチ

“意味のある”顧客接点を起点に金融サービスを展開していく新たなプレーヤーたち

第2回

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スーパーアプリ化に挑む日本の2大プレーヤー

 日本では、前者の「意味のある顧客接点を持てるサービスを金融機関が“自ら”作ってしまう」という戦略に挑むプレーヤーは今のところベンチャーが多く、既存の大手金融機関ではほぼいないのが現状です。一方、後者の「既に顧客接点を持つプレーヤーが金融サービス“も”提供する」という戦略については、LINEやPayPayが行っていると言えます。両社はいずれもスーパーアプリ化を目指しています。

 国内8,000万を超えるユーザー数を誇るLINEは、コミュニケーションツールとしての確固たる地位を築いており、さらにマンガやゲームなど様々なサービスを提供することで、ユーザーの隙間時間のシェアを獲得してきました。この顧客接点を活かして、近年は積極的に投資、保険、融資などといった金融サービスの提供を開始しています。

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この記事の著者

伊藤 祐一郎(イトウ ユウイチロウ)

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