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二項動態のDX

DXを推進する組織横断チームCoEでの「スクラムによる運営」──地図なき時代の探索的ジャーニーとは?

第3回

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混成CoEチーム「アジャイルブリゲード」による、探索的なジャーニー

 さて、こうしたアジャイルなCoEをどのようにして組成すれば良いのだろうか。ここまで説明したとおり、CoEには施策に応じた専門性が求められることになる。組織の中に、該当のケイパビリティがないからこそDX推進が必要なのであり、CoE組成にあたっては、その専門性の獲得が最初の課題となる。

 もちろん、組織内に専門性が不足しているならば、組織外までその獲得の手を伸ばさなければならない。この最初の専門性獲得に、内部の人材育成から始めるとなると、相当な時間を要することになる。ゆえに、外部の専門家をメンター、コーチ役として招き入れ、CoEに配し、その人々に人材育成をはじめ、導入・実践の伴走を務めてもらう。この時、専門家を分散させないようにしたい。希少なリソースこそ、組織横断チームに組み入れ、機動性を確保した方が良い。ここまで述べたとおり、課題の優先度は変動的であり、ある部署に所属し、張り付くという形を取ってしまうと、フォーメーション上の臨機応変な適応ができなくなってしまう。

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市谷 聡啓(イチタニ トシヒロ)

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