CHROの仕事は「人の管理」ではなく「人でバリューを出す」こと
日置:コーポレートガバナンス・コードが日本の企業を変えていくことに期待はしつつ、HRの領域に関してはもう少し時間がかかるように思います。CFOはコーポレートガバナンス・コードによって一番プレッシャーがかかっている役割なので、その管掌機能を見直す、または資本市場に近しい人材を外から持ってこようという動きも見られます。でもHRに関しては、『人材版伊藤レポート[1]』が昨年出ましたが、リーダーシップパイプラインの整備は途上ですし、CHROについてもそれまでの人事担当役員や人事部長の呼び名が変わっただけということも多いのではないでしょうか。