JAXAとHondaは、2020年11月に3年間(2020年度~2022年度)の共同研究協定を締結し、Hondaが有する高圧水電解技術及び燃料電池技術を活用した、月周回有人拠点(Gateway)及び月面での循環型再生エネルギーシステムに関する研究を進めている。
この共同研究においてJAXAは、Gatewayにおける酸素製造及び月面における移動用車両への電気供給に関するミッションのシナリオや要求に基づいた検討条件の設定を担当し、Hondaは、JAXAのミッションやシナリオを実現するための技術検討を担当している。2021年度は、2020年度の研究において識別した循環型再生エネルギーシステムの要素技術に関する課題に対し、試作による評価も行いながら実現性の検討を実施していく。なお、この結果は2022年度に計画しているシステムとしての成立性の検討へつなげていく予定だという。