2021年度事業で実施する実証実験では、静岡県内の4都市(賀茂郡松崎町、伊東市、沼津市、掛川市)において、複数都市の車両を遠隔監視し、また複数台の車両を遠隔操縦することで、遠隔コントロールセンターのさらなる高度化を目指す。なお、この実験において夜間時間帯の自動運転および遠隔監視・操縦の実施に向けて、現在関係者と協議を行っているという。
この実験では、遠隔監視・操縦の技術を活用することで、バス路線の維持が困難な過疎地域、駅から観光地へのラストワンマイルといった地域交通課題の解決に向けた検証に加え、自動運転車両を観光地のコンテンツとして運行することで地域の活性化を目指すなど、自動運転技術により地域ごとに異なる課題解決に向けた取り組みを推進するとしている。