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ネオ・コーポレート経営

日立製作所CLO児玉康平氏に学ぶワールドクラスの経営──ネゴシエーターとしての法務による日本流勝ち筋

第4回ゲスト:株式会社日立製作所 執行役常務 CLO 児玉 康平氏

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アメリカでは交渉の最前線に法務がいる

児玉康平
株式会社日立製作所 執行役常務 CLO兼ゼネラルカウンセル兼CRMO兼オーディット担当 児玉 康平氏

日置:法務のどんなところに日米のギャップがありましたか?

児玉:僕が帰ってきて愕然としたのは、交渉の場面に法務が出ていけないことです。「それはビジネス部門がやることだ」という風潮なんですよね。対してアメリカは、初日の名刺交換のときから法務が交渉に臨みます。その後の契約交渉でも、僕が「ネゴシエーター」と呼んでいる役割を法務が担います。日本サイドの各種プロジェクトチームは、営業部門や、資材関係の取引なら調達部門が交渉をします。そうやって契約書のドラフトが作られて、社内稟議のところで初めて法務に回ってくる。これだと絶対勝てないんですよ。交渉が煮詰まった段階でなにか口を挟んでも、誰も聞いてくれませんからね。

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やつづかえり(ヤツヅカエリ)

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