フューチャースタンダードが提供している「群衆検知ソリューション」は、人の頭部をカウントするアルゴリズムを映像解析AIプラットフォーム「SCORER」に実装することで、従来の技術では実現できなかった多人数の検知を可能にしたサービス。
アルゴリズムに更なる改良を加えたモデルを無償で利用できるWebサイトをオープン。サイトを活用することで、群衆検知アルゴリズムの検証や各種イベント来場人数の可視化が手軽に行えるようになるという(静止画限定)。
また、従来の人体頭部を検出するアルゴリズムに新たに人体検知のアルゴリズムを組み合わせ、複合的に解析を行うことで、傘などの障害物で頭部が検出できない画像でもカウントすることが可能に。画像認識技術により晴天雨天ともに計測ができるモデルは世界初の提供となる。
解析モデルの特長
従来の手法に加えて、人体の一部が傘などから見えている場合、1名としてカウントすることが可能に。これにより、今まで解析が難しかった雨天時の人数計測の精度が大幅に向上したという。
ユースケース
既にこの解析モデルは一部事業者に利用が開始されている。主な目的はイベント時に密集状態になることを避けるため、一定地域内の人数を計測することに利用されているという。
このデモサイトでは、イベント来場人数や施設の混雑状況の可視化に利用可能なものになっていて、数十人から数千人の規模まで、多様な場面で利用が可能だという。