今回操業開始したJXCSは、使用済み車載用リチウムイオン電池に含まれるレアメタルを再び車載用電池の原料として使用する「クローズドループ・リサイクル」のための技術開発を進めるべく、生産技術開発および実証試験を行っていく。
今後、JX金属グループでは、同社内の電池材料・リサイクル事業推進室が中心となり、JXCS、ベンチスケール設備での試験を行う技術開発センター、欧州での事業化推進に向け8月に設立したJX Metals Circular Solutions Europe GmbHの3拠点体制で、車載用リチウムイオン電池のリサイクルの実現に向けた取り組みを進めていくという。