行動を喚起する方程式は【 B = M + A + T 】
ここで金山氏は、フック・モデルのひとつの公式を紹介した。【 B(行動) = M(動機) + A(能力) + T(トリガー) 】という公式である。
【 B = M + A + T 】はただ単に、それぞれの単語の頭文字を取っただけです。行動するという習慣というのはどういうものかというと、その行動に対するモチベーション、それが出来る出来ないの能力と、トリガーの強さ、これらの総和が行動という価値を、イコールもしくは上回った時に、行動が起こると言っています。例えば、何かECサイトで例えば鞄を買いたいという行動があります。モチベーションとしては、絶対鞄が欲しいと。今年の流行の鞄がほしいというモチベーションがあったとします。ECサイトも、鞄の仕入れだったり、広告をめちゃくちゃ打ってトリガーをつくる。ただ、そのECサイトはめちゃくちゃ複雑な画面転移で、カートがどこかわからない。30分ぐらい探さないと分からない。つまり、アビリティが低いサービスだとしたら、最終的に購入するっていう行動に移らないです。行動に移すためには、モチベーション、動機とアビリティをバランスよくしっかりと組み立てる必要があると考えます。そして、特にインターネットサービスで重要なのはアビリティ。能力なのではないかなと思っています。
iQONでも画像をユーザーが投稿するための、アビリティのレベルを下げることを意識した。