DXやデータドリブン、One to Oneコミュニケーションが企業のマーケティング活動においてますます必要とされている昨今、デジタル広告やCRM施策などのデータを活用したデジタルマーケティング施策を推進、実施するにあたり、CDPの導入・活用はあらゆる企業が取り組むべき課題となっている。しかしながら、スケジュールやコストなど様々な障壁により、実際の導入に踏み切れていない企業が多く存在している実態がある。
このような背景から、電通デジタルは、マーケティングプラットフォームの導入から運用まで一気通貫でサポートすることに強みを持ち、これまで様々な業界へのCDP導入・運用を支援してきた実績と知見をもとに、独自に構成したテンプレートやアセットをもつパッケージ型ソリューションを開発することで、CDP導入にかかる従来の期間を短縮し費用を抑えながら、企業のデータマーケティングを実現させることを可能としたという。
「DOMA」の特徴
データプロセッシングによるデータ統合
- クライアント企業の持つ顧客の様々なデータを加工統合するための、データ整理・データ加工・ID統合機能を搭載。これにより、フォーマットが統一されていないデータや異なるテーブル間での結合が、IDベースで容易に可能に。
コネクタによるデータ連携
- 計測/分析・MA・CMPツール等、多数のマーケティングツールとデータ連携するための外部連携コネクタを搭載し、データイン/アウトを容易に実現。
テンプレートによるデータ利活用
- 導入後すぐにデータマーケティングを実現するため、以下3つのテンプレートを搭載。
「データ可視化」
- 日々のデジタルマーケティング運用においてKPI指標としてよく利用される指標を可視化
「分析アルゴリズム」
- マーケティング施策高度化のために活用される分析アルゴリズムのデータセットを、顧客IDをベースに統合したデータから自動生成
「施策セグメント」
- 顧客×行動データによる特定顧客へのアプローチを促進するために施策セグメントを生成
今回第一弾として銀行業界、中でも、業界の環境変化に伴ってリテール業務への影響が大きい地方銀行のデータ活用支援に特化した「f-DOMA」を提供開始。銀行固有の顧客属性・勘定・取引・商品情報や、インターネットバンキングやアプリの行動情報、MAツールの施策結果等のデータをシームレスに連携することができ、これらの各データを契約情報(顧客ID)で統合する機能を有します。「f-DOMA」のコア技術にはTreasure Data CDPを使用し、各種機能を実装。同プラットフォームを活用することで、様々なデータを柔軟に収集、⼤規模かつセキュアに統合・分析し、施策に活用することができるという。