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ビービット、UX改善に取り組むビジネスパーソンに対して「UXグロース業務」に関する実態調査を実施

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 ビービットは、UXグロース業務に関する実態調査を、自社サービスのUX改善に従事するビジネスパーソンを対象に実施した。

サマリー

  1. UX改善に従事する約4割が、「成果が上がらない」「施策の費用対効果が不透明」と回答
  2. 現状、UX改善に配分される年間予算は1,000〜5,000万円未満がボリュームゾーン。対象サービスも限定的
  3. UX改善のための施策は、「データ分析ツール導入」が最も多く、「自社社員を対象にしたユーザ調査」、「総合コンサルティング会社の利用」が続く
  4. 次に取り組みたい施策は、「取り組みたい施策はない」が最も多く、「UX専門コンサルティング会社の利用」が続く
  5. UXの専門コンサルティング会社の利用者の多くは、定量的な成果を感じている。特にツールとの併用は成果を感じやすく、定性的評価も高い

調査結果

1.UX改善に従事する約4割が、「成果が上がらない」「施策の費用対効果が不透明」と回答

 UXグロース業務における課題について質問すると、「UX改善実績が上がらない(24.3%)」「UXが改善されてもビジネスインパクトがでない(13.5%)」と、約4割の人が施策による成果がなかなか上がらない状況に悩んでいることが判明。

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 さらに、「UX改善のための予算が取れない(13.5%)」「UX改善業務に時間が使えない(8.5%)」と、約2割強の人はUX改善にリソースが費やせないことで悩んでいると回答。成果を示すことができていないがゆえにリソース投入ができていない可能性がうかがえる結果に。

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 一方、施策の費用対効果の把握状況を調査すると、約4割が把握をしておらず、その理由として、「把握したいが算出方法がわからないから」という回答が約4割を占めた。

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2. 現状、UX改善に配分される年間予算は1,000〜5,000万円未満がボリュームゾーン、対象サービスも限定的

 現状のUXグロース業務の年間予算について調査すると、「1,000万円~2,999万円(16.2%)、「3,000万円~4,999万円(17.3%)」と、1,000〜5,000万円未満がボリュームゾーンであることが判明。

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 UX改善の対象サービスは、「会員向けサポートサイト(34.7%)」「コーポレートサイト(34%)」などWebサイトが多く、アプリケーションには手が回っていない状況がうかがえる結果に。

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3. UX改善のための施策は、「データ分析ツール導入」が最も多く、「社員を対象にした調査」、「総合コンサルティング会社の利用」が続く

 UX改善のために現在取り組んでいる施策は、「データ分析ツールの導入(36.9%)」が約4割と最も多いことがわかった。次点は、「社員を対象にしたユーザビリティテスト(33.1%)」「社員を対象にしたアンケート(33.1%)」と、実際の顧客ではなく社員を対象にした調査を実施している企業が多いことが判明した。

 また、コンサルティング会社の利用については、間口の広い「総合コンサルティング会社の利用(32.4%)」がUX専門コンサルティング会社の利用よりも多い結果となった。

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4. 次に取り組みたい施策は、「取り組みたい施策はない」が最も多く、「UX専門コンサルティング会社の利用」が続く

 一方で、次に取り組みたい施策について質問すると、「取り組みたい施策はない(17%)」が最も多い結果となった。これまでの施策では成果が上がっていない中、次の打ち手がわからない可能性がうかがえた。

 次点に、「UI/UXに特化したコンサルティング会社を利用(11.6%)」してみたいと回答する人が多く、他施策と比べて専門コンサルティングへの期待が高いことが判明した。

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5. UXの専門コンサルティング会社の利用者の多くは、定量的な成果を感じている。特にツールとの併用は成果を感じやすく、定性的評価も高い

 期待の高いUX専門コンサルティング会社に注目すると、利用者の多くは定量的な成果を感じていることがわかった。

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 さらに、データ分析ツールと併用した場合の成果を調査すると、ツールまたはコンサルティング単独で利用した場合と比較して、成果を感じやすい傾向があることが明らかに。また、定量的評価だけではなく定性的な評価も高いこともうかがえた。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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