Zuoraは、環境・社会・ガバナンス(ESG)インパクトレポートを公開し、2022年度においてカーボンニュートラルを達成したことを発表した。
レポートでは、ESGにプラスの影響を与えることを目的とした、Zuoraの数年間にわたる取り組みを取り上げている。おもな分野は、従業員や周辺コミュニティにとってより包括的で公平な未来を構築する方法、長期的な企業責任の指針となる原則、そして持続可能性に対するコミットメントなどだとしている。
Zuoraの2022年度ESGインパクトレポートでは、以下の達成事項が報告されている。
2022年度は、排出量削減に向けた社内の取り組みや、残りの排出量が環境に与える影響を軽減するための高品質なカーボンオフセットの購入により、カーボンニュートラルを達成し、今後もカーボンニュートラルを維持していくことを宣言。Zuoraは、気候に関するテクノロジープラットフォームを提供するWatershed社と提携し、スコープ1、2、3の排出量についてカーボンフットプリントを測定した。これは、今後の温室効果ガス(GHG)の影響を軽減するための基準となるもの。
多様性があり包括的な職場文化を育成。2022年度末時点で、Zuoraの従業員の41%、経営陣の60%、取締役会の56%が、自分が少数派であることを自認。ここには世界中の女性が含まれ、米国ではアジア人、アフリカ系アメリカ人、ラテン系など少数派グループの出身者が含まれる。
「Zuora for Good Impact Fund」を通じて、世界中の影響力のある組織に100万ドル以上を寄付した。Zuoraの創設者であり最高経営責任者であるティエン・ツォは、「Subscription Economyは、商品やサービスへのアクセスを拡大し、包括性と公平性を高め、より持続可能な世界を実現する可能性を秘めています」と述べている。
「我々の最初のESGインパクトレポートは、人々やビジネスにとってより良い、そして最終的には地球にとってより良いソリューションを生み出すための、我々の進歩と揺るぎないコミットメントの基盤となるものです」
このレポートは、ZuoraのESGへの取り組みにおいて重要なマイルストーンであり、ZuoraがESG戦略とその遂行を拡大するうえで、説明責任と透明性を提供するもの。これらの取り組みを支援するために、Zuoraは機能横断的なESGチームを結成し、将来これらのプログラムをさらに推進するために、複数の外部アドバイザーと提携していく予定だという。