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富士通、英国に「C-CAT」の設立を決定 設立に向け2,200万ポンドを投資し最先端技術の実用化へ

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 富士通は、英国に「Fujitsu Center for Cognitive and Advanced Technologies」(以下、C-CAT)の設立を決定した。同社はこの場所を、欧州における量子やAI、デジタルツインなどの最先端技術の実用化を推進するグローバル技術戦略の中核拠点とする。今後、「C-CAT」設立に向けて2,200万ポンド(約35億円)を投資し、1年間で200人以上の高度なスキルを備えた人材の雇用を目指すという。

 「C-CAT」では、量子や、スーパーコンピュータ「富岳」の開発・製造で培ったハイパフォーマンスコンピューティング、AI、デジタルツインなど、同社の様々な最先端技術を組み合わせてイノベーション創出を加速。中でも、量子インスパイアード技術の「デジタルアニーラ」は、既に英国宇宙局などの英国政府機関のパートナー企業とスペースデブリ(宇宙ごみ)除去に向けた最適な航路計算の共同実証で有効性を確認しており、今後も活用分野の拡大に向けて推進していくという。

 なお、英国での最先端技術によるイノベーション創出活動は、「C-CAT」設立に先立ち同社の英国拠点であるFujitsu Services Limitedのマンチェスター市のオフィスを拠点にして開始している。また、同社の「説明可能なAI」の開発において連携しているマンチェスター大学とのパートナーシップを活用し、産業界や学術界、英国政府とも連携し、今後の「C-CAT」の活動における技術革新を通じて大きな社会的課題の解決を目指すとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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