2026年1月23日、リンプレスが「次世代DX推進リーダーの発掘・育成戦略に関する実態調査」の結果を公開した。本調査は、将来のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた人材戦略を検討する企業の責任者、部門長、担当者111名を対象に、2025年6月20日から6月23日にかけてインターネットによるアンケート調査として実施された。

調査では、まず、DX推進プロジェクトのリーダーがどの部門によって担当されているのか明らかにしている。その結果、「DX専門部署の責任者・管理職」が43.2%、「情報システム部門の責任者・管理職」が34.2%、「事業部門の責任者・管理職」が29.7%であり、複数の部門でリーダーが選出されている実態が見られた。
また、「DX推進プロジェクトのリーダーの確保について、課題を感じるか」との問いには、約9割が課題を感じていると回答した(「非常に課題を感じる」32.4%、「やや課題を感じる」55.0%)。これはDX推進が多くの企業で重要なテーマであるにもかかわらず、リーダー層の人材確保が十分でない状況を示している。
さらに、DX推進リーダーに求められる能力について尋ねた設問では、9割以上が「従来のシステム開発プロジェクトリーダーとは異なる能力が求められる」と答えている。特に、「現状から理想像を描く戦略立案力」が61.4%で最も多く選ばれ、第2位として「多様なステークホルダーとの調整力」が49.5%となった。DX推進には、単なるITやシステムだけでなく、事業全体の変革を推進する幅広い能力や、新たな方向性を描き出す力が強く求められていることが明らかとなっている。
リンプレスは、DX推進リーダーの確保や能力開発が多くの企業共通の課題であることを踏まえ、新たな人材育成プログラム『LDP(Leadership Development Program for DX)』の提供を開始した。これにより企業のDX人材育成を支援する方針としている。
本調査はDX推進に課題を抱える経営企画部門や人材開発担当者にとって、今後の人材戦略や育成指針を検討するうえで参考となる内容といえる。より詳細な設問や調査結果の全文は、リンプレスのウェブサイトからダウンロードが可能となっている。
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