NearMeが実践するMaaSの事業化の“勝ち筋”
石野:多くの企業や自治体がMaaSの実証実験を行っていますが、それらは幅広く使われるサービスである傾向にあります。また、MaaS領域に参入するスタートアップはプラットフォームの構築を優先するケースが多く見られます。それに対して御社はエンドユーザーが抱える課題のうち、経済合理性のあるシーンに特化して事業展開されています。シーンを選ぶ際にどのような基準で判断されているのでしょうか。
高原:解決したい課題の大きさと、サービスを展開したときのマッチングのしやすさを重視しています。つまり、ある程度多くの人が困っている課題であり、かつビジネスとして成り立つ利用シーンを選んでいるのです。