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AI inside、仙台市と「仙台X-TECHイノベーションプロジェクト2022-2023」を開始

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 AI insideは、宮城県仙台市とともに、AI人材育成とAI活用によるビジネス創出を図る「仙台X-TECHイノベーションプロジェクト2022-2023」を開始することを発表。AI inside は、前年度の取り組みに引き続き、実践型AI人材育成プログラム「AI Growth Program」の提供を通じて、AIを最大限利活用できる(=AI-Readyな)企業や人材が活躍することでビジネスが持続的に生まれる「AI-Ready都市・仙台」の実現を共に目指し、持続可能な街づくりに貢献するとした。

取り組みの背景

 日本政府が変革の柱のひとつとして推進する「デジタル田園都市国家構想」は、地方を活性化し世界とつなげていくことを目的としており、その目指す姿は「地方からデジタルの実装を進め、新たな変革の波を起こし、地方と都市の差を縮めていくこと」とされている。この大きな変革に向けた取り組みの重要なアプローチのひとつに「スーパーシティ構想」があり、オープンなデジタル基盤の上でAIやビッグデータを活用した先進的サービスによる都市を実現する「まるごと未来都市」を目指すとされている。

 このような背景から、街づくり・地方活性においてもデジタル化に伴うデータ・AIの活用が必須となっており、それらを実行するデジタル・AI人材育成も重要な課題となっているという。仙台市では、この課題に対処するため、AIをはじめとする先端ICT技術と幅広い産業を掛け合わせて新事業を創出する「X-TECH(クロステック)」の推進により人材育成と地域産業の高度化に取り組んでいる。

  AI inside は、持続可能な未来社会を目指す「Smart X」構想を掲げ、その実現に向けてこれまで蓄積してきたコアテクノロジーや知見・経験をあらゆる企業・団体へ提供しているという。仙台市が目指す「AI-Ready都市・仙台」は、まさにAI inside の「Smart X」構想とビジョンを同じくするもの。

「Smart X」構想
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「仙台 X-TECHイノベーションプロジェクト2022-2023」

 2021年には、仙台市と複数企業が参画して共同設立した「仙台 X-TECH 推進事務局」を中心に、AI関連ビジネス開発事業およびAIを最大限活用することができる人材育成事業を一体的に実施する「仙台X-TECHイノベーションプロジェクト2021」を開始。今年度の「仙台X-TECHイノベーションプロジェクト2022-2023」では、前年度までの土台を活かしつつ、成功モデルの継続・発展と、課題を解決するための新モデルの実践を交えながら、プログラムを企画・設計・実践していく予定だという。AI inside は本プロジェクトにおいて、実践型AI人材育成プログラム「AI Growth Program」のLv.1〜2を中心に提供し、案件が具体化した実証実験の段階では専任コンサルタントがプロジェクトに伴走してAI内製化を支援する。

活動内容

1. AI人材人数 地方都市No.1(G検定・E資格取得者 地方都市で日本一)

 前年度には、各種取り組みを通じて合計36名のG検定・E資格取得者を輩出した。2022年3月時点、仙台市のG検定・E資格取得者数は、それぞれ全国13位・12位となっているが、今年度もAI人材育成事業を継続し、早期の全国トップ10入りを目指すとした。

2. X-TECH活用事例30件創出(AI活用による売上又は収益向上事例30件創出)

 前年度の取り組みを通じて、計15件のAI活用事例につながるアイデアが集まっている。今年度は、前年度15件のアイデアをブラッシュアップして事業化等に繋げる取り組みを継続するとともに、さらに15件のビジネスアイディアを創出、累計30件達成を目指すという。

3. X-TECH仙台モデルの実現(持続的にイノベーションを創出するエコシステム構築)

 AI人材育成とAI活用のサイクルが仙台・東北内で自発的に生まれる「エコシステム」構築を目指し、産官学をまたいだ関係各社・団体との連携をさらに強化し、来年度までの組織化を目指す。

実践型AI人材育成プログラム「AI Growth Program」

AI Growth Program
クリックすると拡大します

 「AI Growth Program」は、AI inside がサービス提供を通じて培ってきた技術やノウハウをもとに、AIビジネス経験のある講師からAI活用やAI事業立ち上げを学べるプログラム。あらゆる企業・団体の各部門における業務担当者や、DX推進者・経営企画担当者など全社員を対象に、ビジネス領域でAIを活用できる人材の育成を目的としている。

 プログラムはLv.1〜5までに分かれており、講義や実践的なワークショップなどを通じて、現場での課題発掘・整理、具体的なAI活用策の策定、開発・運用ができるレベルのスキル習得を目指す。本プログラムは、ノーコードで誰でもAI開発・運用ができる画像認識AI「Learning Center Vision」と予測・判断AI「Learning Center Forecast」を用いて、AI事業の立ち上げを伴走支援するもの。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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