キリンホールディングスは、SBTイニシアチブによるSBTネットゼロの認定を、2022年7月に世界の食品企業として初めて取得したと発表した。
今回の認定取得は、『キリングループ環境ビジョン2050』で掲げる「2050年までにバリューチェーン全体のGHG排出量をネットゼロにする」長期目標が、パリ協定が求めるGHG排出削減の水準と整合した科学的根拠に基づいた目標であると認定されたことを意味するという。
SBTイニシアチブは、2021年10月に「ネットゼロ基準」を策定。この基準では、地球温暖化を1.5℃に抑えるために、企業は2050年までにバリューチェーン全体で90%以上のGHG削減が必要であること、残りの10%は大気中からの炭素除去により、ネットゼロが実現できることが定められている。
キリンホールディングスは、2050年までのネットゼロ実現を目指し、今後も社会と企業のレジリエンス強化へ向けたキリングループ環境ビジョン2050の実現に向け、脱炭素社会構築へ向けてリードしていくよう取り組んでいくと述べている。