パナソニック ホールディングス(以下、パナソニックHD)は、「Low-Carbon Patent Pledge(低炭素特許の無償開放に関する枠組み)」(以下、LCPP)に参画し、LCPPウェブサイトに掲載する特許を無償開放すると発表した。
LCPPは、低炭素技術の社会実装の加速と社会全体での共同イノベーション促進を目的に、2021年4月22日に発足された枠組み。LCPPへの参画は、日本企業では初めてだという(2022年8月23日現在)。
今回パナソニックHDがLCPPに掲載した特許は、同社が過去にバイオマスで使われる植物と同程度のエネルギー変換効率を実現した、人工光合成技術に関するもの。当該特許についてLCPPを介して無償開放することで、開発途上である人工光合成技術の実用化への開発が促進され、地球環境の改善につながることを期待していると述べている。
今後もパナソニックHDは、環境貢献に資する技術の知的財産権に関して、同社での事業化、および他社との共創による事業化の推進に活用するなど、技術の社会実装を促進するとしている。