デロイト トーマツ グループ(以下、デロイト トーマツ)は2022年10月1日、新たな専門組織のひとつとして「DTFAインスティテュート」 を設立し、活動を開始した。
「DTFAインスティテュート」は、M&A(企業の合併・買収)やクライシスマネジメントへの助言、イノベーションの促進などを通じて日本の企業・産業の成長と再生を支援しているデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)を母体に始動。DTFAインスティテュートは、「デロイト トーマツ インスティテュート」(DTI)やグループ内の各領域・テーマ分野の専門組織と連携しながら、特に以下のようなテーマに焦点を当てて調査・提言を行う方針だという。
- M&A:テクノロジーの進展に伴って急速に進化・多様化するビジネスモデルやM&Aの形態を視野に入れて、M&Aを通じて経済全体の成長・活性化を実現していく上で求められる各種制度・施策を提言
- クライシスマネジメント:フォレンジックやセキュリティ領域での強みを活かし、企業統治や各種政策・規制などの最新動向を見据えて、増大する不確実性に対応した危機管理のあり方について提言
- イノベーション / スタートアップ:スタートアップと大企業を巻き込んだイノベーションエコシステム創出の先進事例を分析し、日本発のイノベーションの加速・拡大を図る上で求められる様々な仕組みや制度について提言
「DTFAインスティテュート」は、専門の研究員を含む十数名で発足し、外部有識メンバーとのネットワークも活用しつつ、順次規模を拡大させる計画だとした。
「デロイト トーマツ インスティテュート」(DTI)
デロイト トーマツは、グループ全体のThought Leadership機能のプラットフォームである 「デロイト トーマツ インスティテュート」(DTI)を有しており、理論と実践、ミクロとマクロ、短期と中長期、グローバルトレンドと日本社会の特徴など、複合的な視点を融合させた実践的な発信や政策提言をグループ横断的に推進している。加えて、「デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所」、「リスク管理戦略センター」、「Deloitte AI Institute」、「Monitor Deloitte Institute」といった各領域・テーマ分野の専門組織が、有機的に連携しながら活動している。