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ヤマハ発動機、農業系スタートアップ企業のナイルワークスに出資 ドローンビジネスの基盤作りめざす

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 ヤマハ発動機は、農業用全自動ドローン開発やクラウドデータサービスなどを提供するスタートアップ企業であるナイルワークス(以下、NW)の第三者割当増資を引き受け、同社に出資した。

 同出資により、ヤマハ発動機は、自動飛行技術・デジタル農業技術の取り込みや開発力強化とともに、将来的には、農業分野以外への事業拡大も見据えた、ドローンビジネスの基盤作りを目指すという。

ナイルワークス機体「Nile-JZ」(ベース機体はヤマハ発動機で製造)
ナイルワークス機体「Nile-JZ」(ベース機体はヤマハ発動機で製造)

 NWは、農業が抱える課題の解決に向け、2015年に設立され、特別な操縦スキルが不要で、散布が可能なドローンを提供している。また、散布と同時にセンシングデータを取得し、圃場マップにデータをつなぐことで、リアルタイムな生育状況の把握など、正確な自動飛行とデジタル農業を強みとする。

 2021年6月には、ヤマハ発動機を代表とした国内9機関で構成されたハイスペックドローン開発コンソーシアムが、「国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構/NARO)」の推進する国際競争力強化技術開発プロジェクト「安全安心な農業用ハイスペックドローン及び利用技術の開発」を受託。NWもコンソーシアムの一員として共同開発を行っている。

 ヤマハ発動機は、NWとの連携を深めることで、国産のドローン技術・デジタル農業技術の向上と早期の社会実装が見込めるとし、農業をはじめとする社会課題の解決や持続可能な成長の支援に取り組んでいくという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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