大日本印刷(以下、DNP)とグループ会社のDNPアイディーシステム(以下、IDS)は、西日本フードと共同で、リモート環境で運転者のアルコール検査と確認業務(点呼)を行う実証実験を、2月1日から実施する。
西日本フードは、2019年から、運転者のアルコール検査と点呼を「DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)」を使って対面で実施してきたが、オフィスに立ち寄らない運転者への対応や記録の保存に課題があったという。
今回、スマートフォンにアルコール検知器を接続して、短時間でアルコールチェックできる「DNP安全運転管理アプリケーションmamoru」を併用した実証実験を行い、様々な業務形態に応じたアルコール検査の運用・管理方法を検証する。
実証実験は、出張などオフィスに立ち寄らずに社用車を使用する社員を対象として、2月1日~3月31日での実施を予定。DNP安全運転管理アプリケーションmamoruを使用し、リモート環境でのアルコールチェック、健康状態などの確認、運転免許証を使用した本人認証や有効性の確認、なりすまし防止機能の検証などを行う。
また、スマートフォンとアルコール検知器を使ったアルコールチェックや確認項目の回答しやすさ、通信状況による障害の有無、記録の保存や管理の簡便さなどを検証するという。
DNPとIDSは今後、営業・配送・保守などで車を利用している企業(白ナンバー事業者を含む)全般に向けて同システムを販売し、2026年度までに累計10億円の売上を目指すとしている。