トッパン・フォームズと鹿児島県奄美市(以下、奄美市)は、「デジタル社会推進に関する包括連携協定」を締結した。
同協定は、両者が相互に保有する資源とノウハウを活かし合い、協力体制を構築することで、「住民向け通知業務へのデジタル技術の活用」「地域の活性化を目指した行政と市民との金流のキャッシュレスプラットフォーム構築の検討」などに取り組み、奄美市が抱える課題解決を官民連携し推進していくことが目的だという。
奄美市では、業務プロセスを見直すことにより効率化し、これにより生み出された行政資源を、市民に寄り添う良質なサービスに活かすことを目指している。また、デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができるデジタル社会を推進していくとしている。
トッパン・フォームズは、奄美市との連携協定における実証事業で得られたデータを分析・検証し、住民の利便性向上と職員の業務効率化を支援するとともに、デジタル先進技術を活用したデジタル社会の推進に貢献するという。
連携協定の概要は以下のとおり。
連携の範囲
- 住民向け通知業務などデジタル技術活用の検討に関すること
- 地域の活性化を目指した市内金流モデルの構築に関わること
- その他各号に掲げるもののほか、デジタル社会推進に関わること
期間
- 2023年2月6日から1年間
主な事業内容(今後の予定)
連携第1弾として、奄美市の特定健診未受診者に対して、2023年2月16日にメッセージ配信サービス「EngagePlus/エンゲージプラス」を提供し、受診勧奨通知の実施および次の内容について検証する。
- 「+メッセージ」、SMSの到達率と開封率の効果検証・分析
- 未受診者の健診予約状況の確認
- 「+メッセージ」を使った住民への配信活用の検討