帝人とアクセリードは、帝人の連結子会社である帝人ファーマの創薬研究機能を中核的な経営資源とした新たな合弁会社について、両社出資で設立する資本・業務提携の基本合意書を締結した。
同合弁会社では、帝人の創薬研究に関する技術、施設・設備、人員を経営資源として活用し、アクセリードの創薬支援事業におけるノウハウを活用することで、シナジーの創出を目指す予定だという。
事業内容は、新薬の候補化合物の探索から取得、ならびにそれらに関連した創薬研究の支援。帝人とアクセリードの創薬に関するノウハウや知見、技術や資産に基づく創薬基盤を強みとして、国内外の創薬プレイヤーからの創薬研究需要を取り込み、創薬支援サービス企業としての成長を図る。今後、社名や具体的な出資比率などを含めた資本・業務提携の詳細について両社で協議を進め、2023年度中の最終契約締結と、その後の速やかな合弁会社設立を目指すとしている。
帝人および帝人ファーマは、今回の取り組みを通じて、創薬研究の強化を図り、医療ニーズの高い医薬品を早期に上市することで、社会に貢献することを目指すという。
また、アクセリードは、創薬プラットフォーム事業基盤の強化・拡充を図ることで、製薬企業やバイオベンチャーなどの非臨床創薬研究サービスに対するニーズに応えていくとしている。