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DNPら、「AI支援胸部がん検診読影システム」を運用開始 画像診断の質向上など実現

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 大日本印刷(以下、DNP)と、放射線科専門医による読影サービスを提供するイリモトメディカルは、肺がんの可能性がある結節影候補域を検出する「AI支援胸部がん検診読影システム」を3月に運用開始する。

「AI支援胸部がん検診読影システム」を活用した読影の様子
「AI支援胸部がん検診読影システム」を活用した読影の様子

 同システムでは、医師の読影とAIの処理を並列で行い、その結果から再度読影すべき画像を絞り込み、その画像を医師が再度読影する。これにより、医師の負担を軽減し、質の向上と効率化を実現するという。

 システムの特徴は以下のとおり。

  • 厚生労働大臣の薬事承認を得たAIを活用:厚生労働大臣の薬事承認を得たエルピクセルのAI画像診断支援ソフトウェア「EIRL Chest Nodule」を使用。胸部X線画像から肺結節候補域を検出する精度を高めている
  • がん検診に特化した高精度な読影:膨大な数の胸部X線画像を読影し、確実に肺がんなどの病変を見つけるには、読影医の高い技量と経験、集中力が求められる。イリモトメディカルの放射線科専門医が同システムを利用することで、放射線科専門医とAIのダブルチェック体制を実現する

 同システムは今後、ワークフローも含めて多くの医療機関などに提供し、関連サービスを含め、2025年度までに約10億円の売上を目指す。また、DNPのグループ会社で、医療分野の遠隔読影を行う先端機能画像医療研究センター(CAFI)とも連携し、遠隔画像診断事業を拡大するとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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