トランスコスモスは、フィリピンでのオペレーションサービスにおいて、多言語人材の採用を強化し、ChatGPTの言語翻訳機能とText to Speechツールを統合したツールを開発して、面接で活用すると発表した。
同社は、海外27の国と地域に100拠点を展開し、コンタクトセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供。フィリピンにおいては、2013年12月にtranscosmos Asia Philippinesを設立し、グローバルならびにフィリピン市場向けに、英語を主要言語としたコンタクトセンターやバックオフィス業務などのサービスを提供しているという。
フィリピンでは、主にシンガポールや米国向けの中国語対応ニーズの高まりを受け、中国語対応人材の採用を行ってきたが、これまでは中国語対応が可能な担当者が対応している状況だったとのこと。そこで、今後さらに中国語人材の採用を強化するため、翻訳ツールの開発に至ったとしている。
まずは、中国語対応が可能な人材の採用を目指して、中国語・英語・日本語の翻訳を可能にし、面接時に活用。将来的には、その他の言語にも対応範囲を広げるとともに、オンライン面接でも活用し、フィリピン全域や、国を超えた面接・採用を可能にするという。