EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)は、ChatGPTなど生成AIを含むAIの利用および開発・運用に係るガバナンス態勢の構築支援サービスを提供開始すると発表した。
AIの利活用は進む一方で、信頼性・正確性やプライバシー・知的財産権などのリスク(AIリスク)が存在するため、組織がAIを活用して目標を達成するためには、AIリスクを統制するための基本的な体制やルール、プロセスを整備することが求められるという。
AIリスクの例
- 信頼性と正確性:AIによる出力結果は必ずしも正確・最新であるとは限らず、利用者にとって常に信頼できる結果とはならない
- プライバシーとセキュリティ:AIの利用や開発を通して組織における機密情報や個人情報が漏えい・不正利用される可能性がある
- 公平性とバイアス:AIによる出力結果が社会的な公平性に欠け、バイアスを有している場合がある
- コンプライアンス:AIの利用や開発において著作権などの権利を意図せず侵害したり、各国・地域におけるデータ保護、AI規制などの法令に違反する可能性がある
EYSCが提供するサービス
EYSCでは、AIの利用あるいは開発・運用を検討・実施している企業に対して、AIリスクを考慮しつつ、AIが有する可能性や効果を最大限に生かすために必要なガバナンスの構築を支援するとしている。
提供サービス①
- サービス名称:AI利用のためのガバナンス構築支援サービス
- サービス概要:法規制や各種ガイドラインをベースに、クライアントが有する既存の社内規定類と整合を取り、エンドユーザーがAIを利用する際の管理体制やルールなど、ガバナンス態勢の構築を支援
提供サービス②
- サービス名称:AI開発・運用のガバナンス構築支援サービス
- サービス概要:いわゆるシステム開発ライフサイクル(System Development Life Cycle, SDLC)に沿って、AIを含むシステム/サービスを開発・運用する際のガバナンスの現状を評価し、改善点を明らかにした上で、管理体制やルールなどの強化を支援