KDDI、群馬県、auリニューアブルエナジーは、「GX(グリーントランスフォーメーション)推進による自立分散型社会の実現に向けた連携協定」を締結した。
同協定を通して3者は、群馬県の自然を活用し、再生可能エネルギーの導入拡大を目指す。また、中長期的には蓄電地やVPPなどを活用していくことで、エネルギーの地産地消や災害に対するレジリエンス強化を実現し、自立分散型社会のロールモデルとなることを目指すという。
連携事項は以下のとおり。
再生可能エネルギーの導入促進に関すること
- 日照時間の長さや水資源・森林資源などの再エネポテンシャルを最大限に活用した、群馬県内における太陽光発電設備などの再エネ電源の大規模開発およびエネルギーの地産地消の推進
- 太陽光発電の導入拡大などに向けた次世代型太陽電池(ペロブスカイト太陽電池など)の実証
地域における自立分散型電源の普及促進に関すること
- 群馬県内における太陽光発電設備や蓄電池の導入による停電対策を実施。また、衛星インターネットサービス「Starlink」などによる非常時の通信手段を確保し、エネルギーおよび通信の両面による災害時のレジリエンス強化を実現
- VPPなどの先進技術を活用した、群馬県内における太陽光発電設備や蓄電池などの最適制御によるエネルギーの地産地消や自立分散型社会の実現・拡大
GX領域でのイノベーション推進や地域振興に関すること
- デジタル技術などを活用した官民共創によるGX領域でのイノベーション創出や地域振興のための連携(KDDIによるDX専業のエンジニア集団子会社の群馬オフィス開設による群馬県内でのDX事業の推進)