マクロ環境や自社の状況を示し、探索・深化のマインドをセットする
——既存事業が確立した大企業で「飛び地」の新規事業を作るには、新しい能力の獲得が不可欠ですね。
中長期計画を作る際に、関係役員やその他社内ステークホルダーのマインドのレベルセットを実施しました。まずは外部環境の理解から、そして次に自社の置かれている状況を理解してもらうことから始めました。マクロ環境変化を示し、次に自社が戦略転換点にあるということを示したわけです。これは健全な危機感を醸成する上で重要なプロセスでした。
横河電機 阿部氏が語る、両利きの経営に必要なこと──マーケティング本部が中経やパーパスを策定する理由
【前編】ゲスト：横河電機株式会社 常務執行役員 マーケティング本部本部長 CMO 博士（技術経営） 阿部剛士氏
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